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2010年3月14日

ガソリンコックのこと

ガソリンがダダ漏れになっててガレージが危険なことになったMK2だけど、どうやらおいらの取り扱いに問題があった模様…。

Z1000Mk2のフューエルコック

これがMk2のフューエルコック。切り替えがRES(リザーブ)、PRI(プライマリー)、ONということで負圧式。負圧式はエンジンがかかってないとプライマリー位置以外ではガソリンは流れない。現代の車両はほとんどが負圧式。

対して、これは900Rのフューエルコック。

GPZ900Rのフューエルコック

逆さまになってるけど、切り替えはON、OFF、RESの3種類。900Rも元々は負圧式のコックだったけど中のパッキンが壊れたかしてガソリンが漏れるようになったのでGPz750ターボの強制開閉式コックに交換してたのでした。
900Rに取り付ける場合、コックのレバーがヘッドに当たるので逆さまの向きになるのですな。

「OFF」の切り替えがあるのが強制開閉式。文字通りガソリンの流れを手動で操作する。OFFだとガソリンは流れない。ONだとエンジンがかかっていようがかかっていまいがガソリンが流れる。時代的には強制開閉式の方が昔のもの。

で、900Rの場合はキャブレターも純正の負圧式のままなので、フューエルコックがONであってもエンジンをかけないと負圧が発生しないのでガソリンはキャブレターどまり。

ところがMk2のキャブレターは時代相応の強制開閉式で、しかもオーバーフローした時に外に垂れ流す作りになってる。今からすると環境にやさしくない仕様なのですな。

でも環境にやさしくないオーバーフロー対策があったおかげで、エンジンがガソリンで浸ることはなくセル1発で始動できて一安心。当然ガスが濃くなってるからチョークを引いちゃダメ。

ということで、どうやらコックをプライマリーにしてたのがガソリン漏れの原因かな。そのためガソリンがキャブレターに流れ続けて、オーバーフローで溢れたガソリンがダラダラと漏れてたと。あいたたた…。

70年代後半の車両なのに負圧式のコックを採用してるのはかなり早い。キャブは強制開閉なのに。さすがカワサキというか、何かアンバランスだなぁ。

900Rは既に交換済みだし、GB250は元々強制開閉式。ここは迂闊な操作をしちゃわないようにMK2も強制開閉式に交換だね。パッキンも新品のがいいし。

Mk2も900Rと同じように750ターボのコックでもいいんだけど、アレはレバーの動きが渋いのね。他に合うのがないか探してみようっと。

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