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2009年1月 5日

仕事はじめ

今日から仕事はじめ。

っつっても午前中は社長の挨拶と定例の全校集会、午後はゲストを招いての講演会でその後は鏡開きで酒が入るということでまわりはまだ正月モードって感じだけど。まあこっちは代役の月曜ルーティンがあるのでけっこう本気モードの仕事はじめになったね。

あと午後の講演会。これはぜひとも聞きたかったので楽しみにしてた。

ゲストはBCGの御立さん。柔らかな物腰と的確な指摘をするひと、って印象でWBSなんかは見てたんだけど実際その通りのひとだった。まあ社内スタッフしかいない場だったのでテレビよりかはくだけた物言いもあってより面白かったね。

去年からの金融危機でマスコミは不景気感を煽りまくってるけど、バブルやオイルショックからすれば実態はそれほど悪いわけじゃなく過剰反応に惑わされないように「情」ではなく「理」で冷静に、長い時間軸で事実を見るクセを持ちましょうってのに激しく共感。

講演の骨子は「変革の時代におけるリーダー論」といった内容だった。

  • 資本市場と会社のあり方
  • 情報の経済性
  • 万国「工業社会」化
  • サステナビリティ(持続可能性
こういった世界共通の変化が訪れている時代に、幕末の変革という歴史(時代背景・精神の類似性)に学んでみれば、事実の把握と前進する勇気を充分に学ぶことができる、というのが骨子だと理解したんだけど、幕末の志士各人の名前や生年はもとより、行動や実績までを時間軸と相関関係をまじえて淀みなく諳んじて話すさまが格好よかった。

やっぱりひとの上に立つひとって話術はもとより品性と教養があるものなんだよね。しかもキチンと自分の知識と経験に紐付けてなきゃ諳んじることなんでできないもの。

すごく刺激になったし楽しめた。

しかし社長も御立さんも言ってることは品性もあるし正しいんだよなぁ。それがなんで下のレイヤーに落ちるととたんに下品になるんだろ。トップは世のため人のためって視点で話すけど、下のレイヤーは結局自分の評価のために行動するから?

収益と品格の両立は確かに難しいけど、この時代だからこそ短期的な収益じゃなしに、5年、10年先までお客さんに信頼されるアクションを取っていきたいところです。

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