伊東 源泉と離れのお宿 月(夕食)
さて、温泉宿の楽しみといえばお風呂と食事ですね。
こちらでは夕食の様子をお伝えします。
こちらが当日の献立。オードブルが「月の雫」、お刺身が「相模海」、シーフードが「海洋香」といった具合に個性的なネーミングとなっています。
結論からですが、伝統的な「懐石」を期待される方には向かないと思います。
創意工夫でアレンジされた「懐石風」料理を楽しみたい方にはよいかと。
ぼくは前者だったので、アレ? って感じでした。おいしかったけど。
こちらはオードブル「月の雫」。鴨の赤ワインソースとか、和の素材を洋風に仕立てています。「懐石」という概念に囚われなければすごくおいしいです。
お刺身「相模海」。金目鯛とかカンパチとか。地場ものだけにプリプリです。
鮫肌で生わさび。生ならではの柔らかい辛味が刺身の味を引き立ててくれます。
シーフード「海洋香(かいようこう)」。
伊勢海老にアワビ、ムール貝を合わせたブイヤベースです。
濃厚なコクで滋味豊かなお味。うまいー。
強肴「葡萄色(えびいろ)の富士」。ポルト・ワインと白味噌のソースに裾野市特産の豚肉を富士山に見立てて盛り付けたもの。
豚さんはさっくりと柔らかく、白味噌のおかげかコシの強いソースととてもマッチしています。
蒸物「冬夜月(とうやづき)」。小龍包のようにタラの白子を包んだもの。
黒ゴマのソースを添えて。
肉汁じゃないけど、とてもジューシー♪ ゴマの風味も強く絶妙のバランスです。そうそう、ちゃんと器も温かくして給仕してくれますよ。
お食事「駿河の紅玉(こうぎょく)」。桜エビの炊き込みご飯。
ちょっと冷めてた。残念。でもおいしかった。
昆布ダシかな。さっぱりとした口当たりのお吸い物と合わせて。
デザート「水鏡の宵月(よいづき)」。なんと牛蒡入りのガトーショコラです。
言われてみれば、たしかにやや歯ごたえのある牛蒡の食感が。
チョコだけでいいと思います。。。
手前はレモンのパンナコッタ。これはもう、見たままフツーにおいしいです。
以上ですかね。それぞれとてもおいしかったわけですが、何もそこまで奇をてらわなくてもと思ったのもまた事実。聞けば料理長は弱冠26歳だそうです。
ああ色々挑戦してみたい年頃ですかね。その若さでこれだけおいしくて発想豊かなわけなので先々楽しみではあります。
この宿を運営する月グループのホームページを見て合点がいったのですが、静岡県で創作料理チェーンを展開する会社が母体なんですね。その月グループが初めて宿泊業態に取り組み、2006年11月にオープンしたのが、この「源泉と離れのお宿 月」なんだそうです。
なるほど、だから居酒屋ちっくなテイストを感じたんでしょうね。
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